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図面の先で見えた、リビング階段の価値

営業部の石﨑です。
今回は、私にとって特に思い入れの深いリビング階段をご紹介します。

こちらの階段は、2023年度「第11回KP」にてクリエイティブ賞を受賞した作品で

す。

階段グランプリ過去受賞作品(第11回〜第12回) | 階段のタハラ

 

 

 

 

 

異素材の組み合わせが印象的な、デザイン性に富んだリビング階段。
スチール手摺の色味や桁の仕上げ、コンクリート風塗装など、細部に至るまで強いこだわりが詰まっています。無機質になりがちなコンクリート調の質感を木製段板がやわらかく中和し、木目フロアや白い壁とも自然に調和。住まい全体に違和感なく溶け込む仕上がりとなりました。

 

 

この階段づくりの始まりは、設計ご担当者様からいただいた「ディテールへの強い想い」でした。
お客様から「このような段板にしたい」というご要望をきっかけに、

この段板形状ならどんな桁が合うのか。
想定している色合いに対して、全体のバランスはどうあるべきか。
階段の印象を引き立てるスチール手摺の形状はどれが最適か。

と、一つひとつ検討を重ねながら、複数の提案を行いました。

お客様・設計者様・そして製造側が一体となり、まさに二人三脚でつくり上げた階段です。
いただいた意図にどう応えるかを考え、製造部門とも何度も打ち合わせを重ね、試行錯誤の末にようやく形となりました。

 

 

完成後、設計ご担当者様に喜んでいただけたことはもちろん、私たちにとっても新たな挑戦から得た大きな経験となりました。

そして完成した空間を見たとき、打ち合わせ段階では気づかなかった価値に気づかされました。

この階段は、単にリビングと2階をつなぐための動線ではありません。
空間の柔らかなテイストを損なうことなく、インダストリアルスタイルの無骨な存在感が逆にアクセントとなり、空間全体を引き締めています。

 

 

 

 

 

 

暮らしの動きを受け止めながら、家族の気配を上下階へとつないでいく――。
このリビング階段は、住まいの中で確かな役割を持つ「空間の一部」として存在しています。

図面の上では一つの設備として描かれる階段ですが、実際の住まいの中では、空間の印象や暮らし方そのものを大きく変える存在になることを、改めて実感しました。
営業として図面に向き合う日々の中でも、その先にある「暮らしの風景」を想像することの大切さを、今回の経験から学びました。

 

これからも、お客様や設計者様の想いを丁寧に汲み取りながら、
空間に価値を生み出すリビング階段をご提案していきたいと思います。