本社加工場の伊木です。
木材加工に携わる私達にとって、最も気を遣う時期である梅雨がやってきました。
木材の含水率(物質に含まれる水分率)のバランスが湿気や乾燥等の外的要因で崩れると反りが生じてしまうのですが、多湿な梅雨時期にはその現象が顕著に現れるからです。
勿論1年を通して材料が反る事はあるのですが、これからの2.3ヶ月は特に悩まされます。
反った材料はストーブやアイロン、ドライヤーで温めたり霧吹きで水を打ってビニールや段ボールを被せ、水分を浸透させる等して直しています。
材質や厚み、幅等の様々な要素が絡んでいるので、簡単に反りが直る事もあれば逆方向に反ってしまったり、直ったと思えば見ている間に反ってしまったりと色々な事が起きてしまいます。
それでも、良い商品をお届けする為に材にビニールをかける等対策をして、この季節を乗り越えようと皆で頑張っています。