螺旋階段というと真っ先に思い浮かぶのが、
「聖ヨゼフの奇跡の階段」だという人が多いのではないでしょうか。
聖母マリアの夫であるヨゼフがロレットチャペルに、
支柱の無い宙に浮いたような螺旋階段を造り上げたと言い伝えられています。
「どのように」「何を使って」「誰が」という3つの点が謎に包まれているため、
この階段は「奇跡」と呼ばれています。
一般的には、支柱になる柱を中心にぐるぐると回転しながら昇降するものを「螺旋階段」と称しますが、
中心となる柱が無く180度の回転もせずにカーブしている階段も螺旋階段としてカテゴライズされています。
螺旋階段は支柱を中心に踏み板を配置するため、通常の階段と違い
省スペース(おおよそ2m四方)での設置が可能になるというところがメリットです。
また、そのデザイン性からオブジェのように存在感を示します。
デメリットとしては、階段の有効幅(750㎜以上)が取れても通路がカーブしているため、
大きな荷物などの運搬作業は難しくなります。
また開口部が必要なため吹き抜けになるケースが多いです。
空調など光熱費が心配になるところです。
しかし、最近の住宅は高気密、高断熱、全館空調など住宅の性能が飛躍的に向上しています。
今後も政府主導の下、省エネ基準に基づく断熱性能等級に応じた義務が生じてきますので、
住宅において大空間での階段設置も可能になってくるでしょう。
憧れの螺旋階段ですが、主階段として使用するより、そのデザイン性や機能面を考えると
サブ階段として利用するケースが多いのが現状です。
また高額なイメージをもたれがちですが、鉄製のものから木製のものまで幅広く製作可能なので、
価格についても予算に合わせた提案が出来るのも階段専門メーカー㈱タハラの強みになっています。
是非一度検討してみては!!