こんにちは。生産部製造課の舩岡です。
普段、塗装工場で木階段の下地作業から仕上げ作業まで携わる中で、皆様にぜひ知っていただきたいことをまとめました。
今回のブログを通して、木階段の安全性や滑り止め塗装の重要性を感じていただければ幸いです。
階段は建物内で毎日使う重要な動線です。
しかし、木の階段は年月とともに表面が滑らかになり、つるつるとした状態になってしまうことがあります。
雨で濡れた靴やスリッパで上り下りすると、滑りやすくなり転倒事故につながる危険性が高まります。
実際、家庭内事故の中で「階段での転倒」は大怪我に直結しやすい非常に危険な場所のひとつとして知られています。
そこで重要になるのが「滑り止め塗装(ノンスリップ塗装)」です。
木階段の見た目を損なわず、安全性を確保するために欠かせない工程です。
タハラでは、使用環境や目的に合わせて複数の種類の滑り止め塗装を用意しています。
透明な塗料に滑り止め成分を混ぜ込むことで、木目を活かしつつ滑りにくくします。
住宅の室内階段や店舗のインテリア階段にも人気です。
細かな骨材(砂や石英粉など)を配合し、表面にざらつき感を出すことで摩擦が生まれ、より滑りにくく転倒事故を防止します。
(施工の流れ)
滑り止め塗装は、単に塗料を塗るだけではなく下地処理が非常に重要です。
工場での大まかな工程は以下の通りです。
下地処理(木地研磨 → 目止め → サンディング → 塗装研磨)
加工された木階段を再度研磨し、木地のケバやノコ目を取り除きます。
この作業を丁寧に行わないと、塗料の密着不良や品質低下につながるため非常に重要です。
上塗り(カラーリング+ノンスリップ塗装)
下地処理を終えた階段にカラーリングを施した後、滑り止め塗装を加えます。
タハラでは【通常タイプ】【ソフトタイプ】【セラミックタイプ】の3種類を用意し、見た目や質感の違いを実際にご確認いただけます。
【通常タイプ/クリア】
【ソフトタイプ/クリア】
【セラミックタイプ/クリア】
見た目だけでは違いが分かりづらいため、実際に触れて確認いただくのが最もおすすめです。
担当営業までお気軽にお問い合わせください。
滑り止め塗装は、木階段の美しさを保ちながら安全性を高める重要な工程です。
単なる「事故防止」ではなく、家族や利用者の安心・安全を守る工程と考えると、その価値がより伝わります。
タハラでは今後も、安全で快適な階段環境を提供できるよう努めてまいります。
ご家庭や職場の木階段の滑り止め塗装については、ぜひ一度ご相談ください。